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2013年05月22日

自宅改修 まずは大工仕事から

自宅の外装改修、足場が架かったらまずは大工さんの登場。
仕事は窓周りのトリム材の取付と1階部分の羽目板張り。


まず窓周りから。
使った材はヒバ。
ヒバは油分が強く外部に使うにはもってこいの木材。
枠のデザインは大工さんと打ち合わせて鳥居型。
製材で挽いてもらった荒木を一度加工場へ持っていって太さを加工。
そして一気に取付。
ほぼ二日で取付完了。さすが池谷氏、手の早いこと。

この後外壁の羽目板張りへとすすむんだけど
その前に羽目板の塗装を張る前に1回塗っておくことにする。


杉の羽目板に油性の浸透性の強い塗料で色は黒に近い焦げ茶。
杉の木目がとてもきれいに浮き出てくる。



下塗りの塗装が終わるといよいよ羽目板張り。
羽目板はもちろん外壁に直接張るのではなく
胴縁を取り付けてからそこへ張っていく。



さあこれから羽目板張り。
ここまですすんでくると今までの外観イメージが大きく変わりだしてくる。





これからしばらくは羽目板張り。
さあどんな風に変わるか楽しみ楽しみ。
  

Posted by ひさ父 at 14:46Comments(0)RiB設計工房

2013年05月20日

自宅改修 そろそろ手をつけないといかん。。。。

築18年目(かな?)
まだ設計事務所勤務だった時大断面集成材を使って建物を作っていた。
おりしも阪神大震災があって木造の構造に疑問を持っていた。
そんな疑問からの解答がこの家。

そんな家も寄る年波には勝てずこんな姿


こりゃそろそろ手を入れなきゃってことで外装の改修に。

まずは周りのうっそうと茂った木々を伐採した後外周に足場組み準備完了



今回の改修工事は外装のリフレッシュ。
普通だと外壁の塗装工事がメインだけれど
今回は窓周りにトリム材(太枠)を付けて1階梁上まで羽目板を張ることに
そして2階・屋根面・木部表しの柱は防水塗装をかけることに。
意匠的には白と焦げ茶のコントラストをしっかりさせて。
まあ自分が仕事で建てる伴工務店さんの「地球民家」のキューブ版かな。

なにしろこういう仕事は手間がかかる。
その場になってここはどうしよう?ってのが当たり前。
まあ気長に淡々と進めていきましょうってスタンスで(笑)
  

Posted by ひさ父 at 09:51Comments(0)RiB設計工房

2013年02月21日

家族写真

家族写真って撮ったことありますか?
我が家は今年初めて取りました。




思えば3年前長男が結婚して
去年暮れに赤ちゃんが生まれて。
そして京都に住む次男も就職そして結婚。
子供たちから手が離れてそろそろ私達夫婦もお役御免といったところ。
そんな時なので今年から家族写真を撮ることにしました。

とまあ、ほのぼのしてる時なんですが
今度は長男が今の勤めを辞めて独立することに。
彼は小学生の時からサッカー小僧。
いまでも明けても覚めても頭の中には
サッカーボールが転がってるようです。
そんな彼が選んだ仕事は子供たちにサッカーを教えること。
大学を卒業して早や数年が経ち、そろそろ自分の考えも固まってきたようです。

この4月から自分のクラブを立ち上げてと
大きな夢をまた創り出したようです。

私達夫婦もやれやれようやく一息ついたところですが
4月からはそんな彼を応援していかなくては。
生まれたばかりのふうちゃんもいることだし
ここはいっちょう家族でがんばるか!ってとこですね。

おい!大丈夫か(笑)





  

Posted by ひさ父 at 08:11Comments(0)いろいろ

2013年02月06日

椅子とお雛様

昨日一昨日と去年暮れ他界した伯母がお世話になった施設へ。
退居手続きと伯母の気持ちを届け終え、これで全部済んだ。
思えば伯母が群馬にあるこの施設へ引っ越してから15年、
私はいったい何回訪れただろう。
今思うと、もっともっと顔見に来ればよかった。

帰路は寄りたいところもあって小淵沢のホテルで一泊。
ホテルはシーズンオフもいいとこで宿泊客は私達夫婦ともう一組だけ。
静かでいいけど静か過ぎるのもなんだかな~。。。。

翌朝寄った家具の工房。
カミさんが見つけたんだけど
その工房の椅子やテーブルが安曇野の「ちひろ美術館」で使われていて
私も前からとても気になっていた。
ギャラリーへ入ると



けっして広くはないギャラリーだけど私が好きそうなテーブルとチェアがいっぱい。

実は以前から私の身の丈(足の長さ?)にあった椅子が欲しかった。
それに私の家での毎日は
ダイニングチェアに座っている時間がベッドで寝ている次に長い。
そこでいろいろな椅子を見てみたけれど
北欧の有名デザイナーの椅子もかっこいいけど
食事の時はいいけど普段くつろぐにはなぜか落ち着かない。
これまた逆も真なり。

ここでまた一考
私たちの毎日、
思えば戦後から欧米化の波のさなかに私たちは生まれて
テーブルと椅子、そしてソファーの生活に慣れてきた。
そしてそのテーブルや椅子も
大量生産のコストダウンのおかげでいろいろなものがあって、
中にはかなり良質なものもあるけれど
よ~く見るとほとんど高さ方向のサイズがいっしょ。
これって使い手が見えないからしょうがない話だけれど
まさに万人向けに大量生産の賜物。

そんななかでの椅子選び
ようやく自分の体のサイズにフィットして
毎日の生活の中で一番心地よくってという椅子が見つかったみたい。



名は「そらまめ椅子」
ちなみに普通の椅子より10センチ近く低い。

この椅子なら食事の時でもテレビを見たり本読んだりコーヒー飲んだり。
作り手の顔が見える私に似合う椅子。
これ以上贅沢なことはないけれど
私も歳が歳、一生モンでもそろそろ許してもらえるかな(笑)




昨日帰ってくると息子夫婦の家にお雛様が届いていた。



子供は息子二人の私達夫婦にはお初のお雛様。
なんか照れくさいようなどきどきするような。
このお雛様が楓瑚のお雛様。
末永く末永く、いつまでもいつまでも。


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Posted by ひさ父 at 12:23Comments(0)道具

2013年01月19日

ちょいとグチって見る。

こっちのブログ、ずいぶんご無沙汰しちゃいましてペコペコです。

さて年が明けてはや半月、速いもんですが
我が家も去年はまさに変動の一年。
いっきに家族が増えたり、とても身近な命が消えて行ったりと
いろいろ思うことがたくさんありました。

さてそんな中仕事がらみの話では
震災の後、原発のこと真剣に考えてきたのに
たった一回の選挙であっという間にトーンダウン。
どころか新規建設も検討するなんて言い出す始末。
それだったら首相官邸横あたりに作ってみたらどうでしょう。
霞ヶ関でもいいけどね。

だいたい今度の選挙は対抗馬がだらしなさ過ぎただけなのに
自分たちの力で勝ち取った議席でもないのに
まったくわが身を振り返って欲しいものだ。
とにかくどんな政権だろうが原発は絶対反対。
はやく全部の原発が終わりになって欲しい。

それに伴って日本全国住宅自家発電ブームになって。
うちは太陽光パネル乗っかってから
夏でも冬でもエアコンバンバンよ。ってなノリでしょうか。
そうじゃないでしょ。
限りあるエネルギーを使っているのだから
もっともっと大事に使いましょう。
そして少しでも再生可能なエネルギーが作られるよう応援しましょう。
ってことじゃあないですかね。
住宅なんかもっと高規格な住宅をといって私たちの住む静岡でも
東北地方の一番厳しい断熱基準でないとなんて言っといて
耐震性は低いグレードでもいいらしい?????
本末転倒ってのはまさにこのこと。
いくら国のお役人と建材メーカーが仲良しだからってね~。
少しぐらい家の断熱性能が低くても人は死なないけど
地震で家倒れたら人は死んじゃうんだよ!!!

私たち設計者はこんな時代で本当に何がいいのか選択しなくてはいけないけど
設計者は何を思って何を考えてるんだろう。
こんなこと書いてたら仕事来なくなっちゃうかな(笑)
でもこんなこと考えさせてもらったおかげで
自分の建物に対する方向もしっかり見えたし、
今まで作ってきた家も間違ってなかったと確信したし。

と新年遅まきながらのぼやきでした。
  

Posted by ひさ父 at 17:25Comments(0)いろいろ

2012年10月13日

iPhne大手術

今はやりのスマートフォンの元祖iPhone
私がiPhone使いだしたのは3Sの時からで今は4S。
5が出たからそろそろ換えようかどうか思案中の時
ポケットから落としてフロントパネルを割っちゃった。。。。。



もうこれで乗換キャンペーンも使えないので5への交換は完全に無し。

ソフトバンクへ修理に出すにもかなりの修理費がかかるし。
じゃあどうせなら自分でパネル交換しましょうとネットでパーツを取り寄せて。



取り寄せたパネルはフロントとリヤ両方。
色はミラーグリーンと全くの私好み。

さて作業開始



まずはバックパネルを外す。
本体そこの小さな+ビス外せばすぐ外れます。

次はバッテリーパックを外して




中のメイン基盤もはずして



この辺まで作業が進むと本当に大丈夫か?って自分でも不安になる(笑)

実はiPhone4はフロントパネルを交換するには
サイドのアルミの枠の内側にあるビスを外さないといけないので
内部はほとんど分解することになる訳で。

それでもなんとか無事フロントパネルまで外れました。ふ〜。。。。。




さてこれで新しいパーツに交換して分解した逆の作業をすればいいのだけど
なにせビスが小さい。



外すのは楽だけど付けるのは私の太い指では。。。。。
しいていえば分解の3倍近く時間がかかるってことで。




それでも何とか無事組立完了。
こうして家の中で見ると黒に見えるけれど

外で見ると日の光が反射して



ちょっと光りすぎるぐらいのグリーンです。

テストも無事OK、一時はほんと大丈夫って思ったけど
なんとか使えるみたい(笑)
よかったよかった。

今度はちゃんとソフトケースに入れようかな。
  

Posted by ひさ父 at 17:16Comments(0)道具

2012年10月01日

『モーリオ』の街へ

宮沢賢治が大好きです。
東北岩手に暮らし、独特の宇宙観のなかでたくさんの童話を書いてくれました。
そんな宮沢賢治が呼ぶイーハトーヴォの街モーリオ
昔から行きたかったのですが、やっとモーリオの街へ行ってきました。

夜中の11時半我が家を出発。
お供はカミさん、お足は小さいけれどよく走るこいつ。



中年夫婦のロングドライブです。

朝8時過ぎに岩手に入り、東北道盛岡南ICを降りてまず向かったのは沿岸の宮古という街。
もちろんこの街も震災で大きな被害を受けたところです。
隣町の田老町、時々テレビの画面で見た水門。



お国のエライさんたちはこの情景を忘れて自分たちのことばかり。
怒りを通り越したものが突き上げてきます。

さてさて東北道を降りて山中の国道を走る事2時間。
目的は『みちのく窯』のやすらぎ地蔵です。



幸いにもこちらは震災の被害もなかったとのこと
ようやくやすらぎ地蔵に会えました。












素朴だけれど心情が手に取るようにわかる地蔵さんたち
シュワッチってヤツも居たりして



いろいろな姿のやすらぎ地蔵。
きっと我が家、我が家族を見守ってくれると言う思いを込めて、ちょいと散財(笑)

その日はまた2時間走ってモーリオの街盛岡へ戻り大好きな賢治の香りがプンプンする材木町へ。



光源社というところは賢治の本を初めて扱った出版社だったようです。
今は陶器などを扱う店舗ですがなんとなく当時の面影が感じる素敵なお店。
中庭にはおいしい珈琲屋さんがあったり



ちょっとこんな雰囲気もよかったり




表の通りに出てたまには記念撮影なんぞ(笑)



このブログのタイトルとさせてもらったチェロがあったり



賢治好きにはたまらないところです。
一日目はこれで宿に入り温泉浸かってバタンキュー。
いや〜さすがに疲れました。

翌日は夫婦別行動。
カミさんは一日かけてゆっくりモーリオの街探訪
私はイーハトーヴォの山の中、もちろん釣りです(笑)
地元の仲間に案内してもらって向かった川はこんな川


こんなきれいな川で釣りができるなんて最高!
フライラインも気持よく伸びていきました。
まあ釣果は我が腕に逆らえませんでしたが。。。

三日目はモーリオの街を離れる日です。
前日一日この街を堪能したカミさんがガイド役
半日街の中を廻ってみました。

まずは朝の珈琲を



店の中はレコードでシャンソンが流れて



決して観光客目当てではないと思うけれど
普段の生活の中にこんな珈琲屋さんがあるなんて。

川沿いの小径には



こんな珈琲屋さんもあったりして

盛岡は古い建物を大事にそして上手に生かしている街です。







古いレンガ造りと新しいガラスと鉄の造形、そして青空。
それが今のモーリオの街なのかもしれません。
この街ももうしばらくで寒い雪の街になるのでしょう。
寒い暗い冬があるから短い春や夏や秋がとても輝いている街
そんなモーリオの街、何度も訪れたくなる街でした。





  

Posted by ひさ父 at 00:49Comments(0)いろいろ

2012年09月12日

息子達の家 13

外壁の塗装工事が終わって
仮設足場の撤去も終わった。
これでおおよそ外装の工事はおしまい。

さてどんなに変わったか施工前と比べると
まずは施工前




そして施工後は




施工前は屋根瓦も新築時のままですでに50年以上経ちかなりの老朽化状態。
今回のリノベーションで風や地震に強く重さも軽い平瓦に葺き替え。
もちろん下葺きの土も降ろして屋根全体を軽くしている。

外壁は木部は防腐剤入りの外部用のオイルで塗り
壁部分は土壁下地に耐火ボードにカルクウォール漆喰塗装吹付け。
吹付ける厚さも標準より厚く吹付けている。





これでようやく外回りは一段落。
室内も床の張替えや壁の塗装は済んでるので
あとは家具類や照明などなど。。。
まだまだやることいっぱいあるな〜。。。。。

  

Posted by ひさ父 at 16:59Comments(0)RiB設計工房

2012年09月07日

息子達の家 12

息子達の家の外壁塗装が終わった。



ご覧の通り外部の木部は黒に近い焦茶色
壁面は漆喰塗装の吹き付け仕上、色は顔料に黄土色のものを少量加えた白
濃いチャコール色の瓦とのマッチングは思った通り。
最近の着色サイディングの壁とはひと味違う雰囲気を出すことが出来た。
基本的には白と黒のモノトーンだけれど
仕事場の出入り口や住居の玄関は木の色をそのまま使う。



こうすることでつい単純になりがちな色使いにアクセントを入れてみる。
まあ見る人によっては和食の食堂だったり民芸土産物屋さんだったりするけど(笑)





来週には仮設足場も片付けられるので
ここからはコツコツと玄関の手摺やベランダの腰壁やら基礎の換気口の格子やらと
家族みんなで手を入れていくことに。

もちろん室内のキッチンユニットや家具類もやらなくちゃ。
ともかくこれで外注作業は終了。やれやれです。

暑いさ中、頑張ってくれた瓦屋さん、塗装屋さん、大工さん。
感謝感謝です。ありがとう!!

  

Posted by ひさ父 at 14:30Comments(0)RiB設計工房

2012年09月03日

息子達の家 11

息子達の家のほうの工事の進捗はというと
8月の20日過ぎからが外部の壁の塗装が始まっている。
塗装するのは壁面の漆喰塗装と軒裏や付け柱などの木部の塗装。

まずは木部の塗装から。



使う塗料は耐候性や防腐効果の高い油性塗料で木部によく浸透するものを選んでもらった。
軒裏などはとても手間のかかる作業だけれど
しっかりした塗装屋さんはこういったところに手をかける。



仕事場の入り口の庇の上、
職人さんはどこまでも体を入れて刷毛を動かす。



こんな姿を見ると厄介な仕事頼んじゃったなって思ったりするけど
職人さん曰く、自分たちは仕上げの仕事だから自分たちが納得できるまでやらせてもらいます。
はい!おまかせします。でも落ちないでね(笑)

木部の塗装が終わると今度は外部塗装のメインイベント、壁本体の塗装が始まる。
使う塗料は私の設計する建物でいつも使う漆喰塗料のカルクウォール。



ここ数年、外壁にはこのカルクウォールばかり使って来た。
ただこの壁材とにかく真っ白。
真っ白を通り越してまったくの純白なので
そのまま使うと陽に当たると眩しすぎるし
曇り空の下では少し灰色がかって見えてしまう。
そこでクリーム系の顔料を入れて少し柔らかい白にしている。
どれぐらい入れるかは経験値なんだけど(笑)

今回その塗り方をローラーで仕上がらないかと提案してみた。
ただこのカルクウォールという壁材は粘性が弱く
うまくローラーで塗れないかもしれないので
前もってテストしてもらった。



いろいろなローラーを使ってみたり
塗り方を工夫してみたりと試してもらったが
やっぱり懸念した通りローラーでは仕上りに無理がありそう。
そこで方針変更。
いつも通りの吹き付けで仕上げてもらうようお願いすることに。

吹き付け作業開始。



元々はボード下地に合成樹脂塗料を塗ってあったが
表面のクリーニングをしっかりとして丁寧な養生。
そして専用のシーラー(下地材)をきっちりと塗ってもらう。
この辺の作業は地味な作業だけれど
これをしっかりしておかないと後で痛い目にあうこと間違い無し。

1回目の吹き付けが済んだ所。



クリーム系の顔料を混ぜてあるので白というよりオフホワイトに見える。
ただこの漆喰という壁材は自分で白くなろうとするので
完全に乾燥するともっと白くなっていくのは、これまた経験値で確認済み。

外部の塗装工事はその日その日の天候にとても左右させられる。
今回はこれまた迷惑な話だけれど少しでも雨が降るようだったら作業を止めてもらっている。
今朝も浜松から朝早く職人さんが来てくれたが
相談した結果今日は雨が来そうなので作業は無し。
ほんと申し訳ないのだけれど他の現場へ向かってもらうことに。
と書いてるうちに外は雨の音が。
よかったというかなんと言うか複雑な気分(笑)
早く天気が安定して2回目の吹き付けが済んで
足場が外れて外観全体を眺めたいのだけれど。  

Posted by ひさ父 at 09:55Comments(0)RiB設計工房

2012年08月26日

息子達の家 ちょっと番外編

息子達のが住む家のリフォームを始めて
はやひと月が経つけれどその作業の中で何が大変かというと
家の中の片付けにつきる。
不用品の処分はまさに断捨離そのもの。
大きなものは家具類や布団、そして食器類から本当にいろいろ出てくる。
小さなものは可燃物不燃物に分けて普段のゴミ収集に出して
大きなものは市の処分場へ。
そんな中で一番厄介なものはベッドのマットレス。
マットレスそのままでは処分場でも引き取ってもらえないし
専門業者さんでも新しくベッド購入なら引き受けてくれるけれど
ただ捨てるだけじゃあもちろん無理。
そこで何とか自分たちで解体に挑戦。

まずはマットレスを外に引っ張り出して


使う道具はカッターナイフとペンチ


そしてマットレスの隅をザクザク切って行く。


四隅が切り終えたらビビビとめくって


表面のキルティングの下にはスポンジがあってその下にはシュロの布




そして難題のスプリングが顔を出してくる。


このへんはベッドの種類によって違うけれど
このマットレスのスプリングは一つ一つ分かれていてしかもそれぞれ袋に包まれている。
そしてこのスプリングをマットレスの枠からペンチで外して


さあこれからが忍耐力の勝負。
コツコツとスプリングをひとつづつ袋から出せば解体に終了。

今回はカミさんにコツコツと半日近くかけて作業してもらった。
これでマットレスを可燃物と金属に分別しできるようになる。

残念ながら分別後の写真は
私が熱中症気味になりダウン寸前となって撮れませんでした。。。。

こんな具合で難関マットレスの処分は自力でできたということで
マットレスの処分で困ってる方、一度お試しあれ。








  

Posted by ひさ父 at 09:02Comments(0)RiB設計工房

2012年08月20日

息子たちの家 10

盆休みも終わった週末、息子たちも今月いっぱいでアパートを引き払う予定。
家財類はすでに運び終わりそろそろ片付けにはいるのだけれど
その前にいろいろ家具類なども作ったりしなくちゃ。

この日は息子の嫁さんtomoちゃんが
収納ボックスのオイル拭き。

このボックスは結婚当初に私が作った箱で全部で9個。
中に棚板が1枚あってこれを全部オイルを塗るはなかなか大変。
それでも何とか無事終了、今まではボックスを重ねて食器棚代わりに使っていたけれど
どうやら今度は居間の方で使いたいらしい。
さてどんな使い方をしてくれるかちょっと楽しみ。

さてさて私の方はキッチンのレイアウトの変更で大工仕事。

もともと母親の体型に合わせて作ったキッチンなので
トップの高さを変えたり冷蔵庫の位置や食器棚の位置も変えるなど
なかなかの大工事です。
今回はこのキッチンを使うともちゃんが横にいて
こうしたい、ああしたいと言ってくれるので
その場でいろいろ工夫できて
作る側もなかなかの面白い作業。
さてどんなキッチンに変身するでしょうか。

ほかにもいろいろ作りたいものがあって
しばらくは私も仕事しながらにわか大工に変身します(笑)



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Posted by ひさ父 at 06:28Comments(0)RiB設計工房

2012年08月14日

息子達の家 その9

盆休みに入っていよいよ息子達の引越し
とは言えリフォームが終わったわけではないので
とにかく今住んでいるアパートの荷物を運び込む事にする。

その前に張り終わっている床板のオイル拭き。
私が作る家の床は柔らかめの木を使ったオイル仕上げ。
今回も杉の赤の板を張り込んでいるので
アルドボスというリボスのオイルをたっぷり染み込ませた。


そして今回は家主になる息子が自分でオイルを塗る。

自分の棲家の床を自分で仕上げる。
息子は何か感じてくれるだろうか。

思えば息子が生まれた時私たちは古い鉄筋コンクリートのアパート住まい。
案の定息子はアトピーになってしまい軽い喘息にも。
今でこそサッカーを教えることを仕事とし元気でいてくれるが
これから生まれてくる息子達の子供をそうならせてはいけない。
少なくとも私が建物の仕事をしているのだから
今考えられる一番いい環境の中で育てて行ってほしい。

昨日の引越しはお嫁さんの弟さん達も手伝ってくれて無事終了。
今日は一日雨模様のよう、たまった仕事やらもしなくちゃいけないし
今日は息子たちの家リフォームも一日お休み。
  

Posted by ひさ父 at 06:11Comments(0)RiB設計工房

2012年08月12日

息子達の家 その8

屋根瓦の葺き替え工事の続き。

古い瓦を降ろして瓦留めの葺き土も全部降ろされて
下地の野地板だけにしたところで
野地板の上に構造用の合板を張り込んで。
ここからは新築の屋根工事と同じ作業になっていく。






こうして構造用合板を張っておくと屋根面の強度が上がって
地震の時などに屋根が変形しにくくなる。

合板が張り終えると
その上に防水用のアスファルトシートを張って。




押えのテープを張って次は瓦を止める桟木を打ち付けていく。




そしていよいよ瓦の搬入。






使う瓦は平板瓦。
平板瓦にもいろいろあるけれど
今回選んだ物はなるべく軽くて台風や地震に強い物、
そしてデザインは和風に近い物でなるべく薄い物を選んだ。

いよいよ瓦の葺き作業
まずは屋根に瓦を並べ一気に葺けるよう段取り。







そして炎天下の中、二人の職人さんたちが黙々と瓦を葺いて



これで瓦の葺き替えはおわりだけれど、とにかく暑い!
きっと屋根の上はもっともっと暑くて
瓦の照り返しも半端じゃないはず。
それでも最初の古い瓦の撤去から2週間足らずで作業を終えてくれた。
ここまでできれば雨は安心。
暑さは作業を大変にするけれど
なんとか雨にも振られず無事完了。

次の外回りの工事は盆休み明けから水切りの板金工事が入り
外装の塗装工事へと進んで行く予定。

さてこの盆休みの間に私たちは内装の仕上と
床のオイル拭きということで
まあ休んでいれませんな。。。。。。
  

Posted by ひさ父 at 05:54Comments(0)RiB設計工房

2012年07月30日

息子達の家 その7

先週から屋根の瓦の葺き替え工事が始まった。
まず登場したのはこのレッカー。



朝一番に到着。
瓦の葺き替えにレッカー車とは大げさに感じるけれど
大屋根からの荷下ろしは手降ろしは大変だしとても危険。
それにこの暑いなか、作業効率のことを考えれば当然。

そしていよいよ古い瓦の撤去



まずは平瓦からどんどんめくり取って

レッカーで吊上げたバケットにどんどん積み込み




職人さん8人掛かりで大屋根部分の瓦を撤去




さてこれから瓦の下に敷いている土と
その下に敷かれた杉皮も撤去
これがまた大変な作業。



土を撤去するのは職人さん達が箒とチリトリで
なるべくホコリをたてないよう撤去するけれど
それでもこの土煙。
ご近所様まことに申し訳なしです。

軒先近くにはこんな雀の巣の跡も。




なんとか一日で大屋根部分の瓦と土と下地の杉皮が撤去され野地板まで見えてくる。




この後新しい瓦を葺く準備が始まるまではビニールシートを被せて雨に備えて。




瓦の葺き替えがどんなに大変な作業か今回つくづく感じたところ。
特に古い建物は瓦の下に土が何センチもの厚さで葺かれているいて
その撤去はとても大変な作業。
ましてや梅雨明けを待っての仕事でその暑さも半端な暑さではないし。
でもこれで屋根の重量は半分近くに減らすことができ
生半可な耐震補強以上の効果はあるはず。
  

Posted by ひさ父 at 15:00Comments(0)RiB設計工房

2012年07月26日

息子達の家 その6

先週は室内の壁塗装が塗料が足りなくなり一時中断。
週末に発注したけれど週明けの発送となってようやく今日仕上げ完了。

そして今日から屋根瓦の葺き替えが始まる。
この姿も今日が見納め。




まずは足場を架ける。
朝一番に大型トラックが到着。
休む間もなく作業開始。




やって来た足場屋さんは若手二人だけれど
どんどん足場は組立てられていく。




そして昼前には飛散防止ネットも架けられて




午前中で作業完了。



この足場やシートが外された時は瓦も外装もきれいになってるはず。
これから半月が作業期間。
さてさて楽しみなもんです。

私の方はまたまた家の中の片付けが始まるけど.......  

Posted by ひさ父 at 01:55Comments(0)RiB設計工房

2012年07月20日

息子達の家 その5

床工事が終わって次は壁の塗装。
普通だと壁クロスを貼るってとこだけれど
私の好みで壁は全部漆喰塗料で仕上げることに。
現状の壁はクロスを張ったところと土壁に聚落仕上のところ。
そしてシナ合板の生地仕上の3種類。
それぞれ違う仕上なのでこれから塗る漆喰塗料も工夫しないといけない。

まず使う塗料は



ドイツのリボス社が出しているデュプロンという塗料。
そしてその下地には



この下地が肝心。これを間違えるとせっかく塗装も台無しになる訳で。
もう一つはこのホワイトシーラー。



これはシナ合板など色の濃いところの色止め用に。

そして作業開始。
実際に塗る方法はローラー塗と刷毛塗なので
まずは塗装部分のマスキングとコーナーのシーリング打ち。




そして下地のシーラーを塗りだして




いよいよ仕上塗だけれど



このとおり、1回塗っただけでは色はムラだらけ。
今回の壁の色は漆喰そのものの白。
この白と言う色をとにかくむらなく塗るには薄く何度も何度も塗り込まないと。

塗装工事が始まって今日で二日目。
とても作業の早い塗装屋さんだけれど
ここで予定した仕上用の材料を使い切ってしまい
次回材料が入るまで待ってもらうことに。
なんか申し訳なしってところです。

  

Posted by ひさ父 at 18:19Comments(0)RiB設計工房

2012年07月18日

息子達の家 その4

昨日は寺本堂建替えの工事の木造加工の視察で私は留守。
その間にも大工さんはコツコツ作業を進めて
一応昨日で床板は全部張り終わり細かい造作も完了。



張った床面は養生シートで覆われてるのでよくわからないけれど
部屋に入ると杉のいい香りで一杯。
写真左上の梱包は使わなかった杉床材5坪分だけど
これから使う予定もあるのでそのまま保管。

玄関入ってすぐの部屋が少し暗かったので
明かり取りの窓を開けてもらい



まだ枠をはめただけだけど、ここにニッチみたいな飾り棚でも付けようかな。

先週始めに大工さんが入ってからちょうど7日。
張り終えた床面積は23坪。
壁との取り合いやら建具のカットなどただ単に床を張るだけではなく
かなり細かい加工まで終わらせてくれた。
やっぱり信頼できる大工さんは安心してまかせられる。

さて今日は一日現場は誰も来ないけれど
明日から内部の壁の塗装の仕事が始まるので
今日のうちに材料を手配。
そして来週から屋根の瓦の葺き替えの準備に。
梅雨も明けて夏本番だけれどバテてはいれませんぞ。  

Posted by ひさ父 at 13:54Comments(0)RiB設計工房

2012年07月12日

息子達の家 その3

大工さんが入って三日目。
今日は台所の床と和室の床下地までが作業予定。
私のノルマは相変わらず部屋の荷物類の片付け。
そのまえに和室の畳を処分しに息子と環境資源ギャラリーへ運ぶ。

朝一番に出かけたけれどすでにこの行列。
みんな朝のうちにと思って来たのだろうけど
ゴミの量ってすごいものだ。
うちもそうだけれどまだ使えるものもたくさんある思う。
でも使わないから不要になって処分するという流れで捨てられる。
そしてまた他の物を手に入れてまた捨てる。
そんなことの繰り返しが社会を回しているならおかしいんじゃないって思う。

さてそのゴミ大量発生をさせている現場だけれど
作業の方は順調に午前中までに台所の床が完了。
細かい納めの多い場所だけれど池谷氏の手の早さには感心です。


午後からは和室の床下地を作る。

畳を上げた床下地に床の高さを揃えるためにもう一度根太を通し
その上に合板を張り込んで杉板を張っていく。
と書くと簡単な作業に感じるけれど
実は部屋の周りの高さが揃っているなんてことはない。
どの高さをしあげのたかさにして揃わないところはどう処理するか
この辺も大工さんの腕の見せ所。

無事下地の合板を貼り終わって本日終了。
ところでこの合板を張るにもいろいろありまして

ただ張ればいいのではなく写真のように千鳥に張るのが正解。
時々この辺が解っていない現場もあるんです。

  

Posted by ひさ父 at 07:06Comments(0)RiB設計工房

2012年07月11日

息子達の家 その2

息子達が住むよう準備を進めている家のリフォーム、
今週始めから大工さんが入る予定だったので
とにかく作業できるよう週末は部屋の片付け。
でもいっぺんに家中すべて片付けるのは大変も大変。
そこで作業に合わせて順次片付けて行くのですが。



まずは寝室から。
床はパインの積層板で壁・天井はシナ合板の仕上。
かれこれ10年以上の時間が経っているので日に焼けてずいぶん色が濃くなっている。
今回のリフォームは全室とも床板を杉の無垢板、
壁は漆喰塗装で仕上げるのです。

なんとか寝室と台所が片付いたところで週明けから大工さんの登場。



大工さんはいつも仕事で世話になっている池ケ谷氏。
こういう細かい仕事は気心が知れている大工さんだととてもやりやすいのです。

早々に作業開始。
まずは寝室の床から。
作業は今ある床板の上へ杉の床板を張り込んで行くのだけれど
これが簡単そうでそうでもないのです。
まず1枚目を張る前に壁の曲がりや床の不陸を計ってみて
最初の一枚でそのずれを吞込むようします。



この辺が私の日曜大工と本職の大工さんの違いなんです。

寝室と台所はドアを挟んで続いているので
床もそのまま張り伸ばしてもらいます。



こうすると部屋と部屋が見た目につながり
奥行きと広さを感じるようなるのです。

寝室と台所の床を一緒に作業しているのですが
作業二日目にはまず寝室の床張りが完了。



とりあえずこうして一部屋終わらせておけば
他の部屋の荷物を借り置きしたりとなにかと便利。

お次は台所です。



台所はキッチンユニットの下にも床を張りたいので
このユニット、実は当時私が作ったものなので
ユニットをばらせるところはばらして
床板が奥まで入るよう持ち上げておきます。



作業二日目で寝室と台所が半分出来上り
今日は台所の残りの部分と奥の和室とリビングへ
和室も畳は撤去して杉の床板を張るので
床下地を作り直し床の高さを揃えたりと
またまた面倒な作業になるのですが。




大工さんが作業してくれてるなか私は何をしてるかというと
作業の動きに合わせて部屋の荷物や家具を片付けたり
いらない物は捨てに行ったりとなんですが
母親一人が住んでいたのにその荷物の量は膨大。
ほとんどがいらない物で
市の環境資源ギャラリーへ運んだ量は軽トラック4往復で500kg近く。
でもまだまだあるんですよ。ふ〜.....です。


  

Posted by ひさ父 at 06:33Comments(0)RiB設計工房