2013年02月06日

椅子とお雛様

昨日一昨日と去年暮れ他界した伯母がお世話になった施設へ。
退居手続きと伯母の気持ちを届け終え、これで全部済んだ。
思えば伯母が群馬にあるこの施設へ引っ越してから15年、
私はいったい何回訪れただろう。
今思うと、もっともっと顔見に来ればよかった。

帰路は寄りたいところもあって小淵沢のホテルで一泊。
ホテルはシーズンオフもいいとこで宿泊客は私達夫婦ともう一組だけ。
静かでいいけど静か過ぎるのもなんだかな~。。。。

翌朝寄った家具の工房。
カミさんが見つけたんだけど
その工房の椅子やテーブルが安曇野の「ちひろ美術館」で使われていて
私も前からとても気になっていた。
ギャラリーへ入ると
椅子とお雛様


けっして広くはないギャラリーだけど私が好きそうなテーブルとチェアがいっぱい。

実は以前から私の身の丈(足の長さ?)にあった椅子が欲しかった。
それに私の家での毎日は
ダイニングチェアに座っている時間がベッドで寝ている次に長い。
そこでいろいろな椅子を見てみたけれど
北欧の有名デザイナーの椅子もかっこいいけど
食事の時はいいけど普段くつろぐにはなぜか落ち着かない。
これまた逆も真なり。

ここでまた一考
私たちの毎日、
思えば戦後から欧米化の波のさなかに私たちは生まれて
テーブルと椅子、そしてソファーの生活に慣れてきた。
そしてそのテーブルや椅子も
大量生産のコストダウンのおかげでいろいろなものがあって、
中にはかなり良質なものもあるけれど
よ~く見るとほとんど高さ方向のサイズがいっしょ。
これって使い手が見えないからしょうがない話だけれど
まさに万人向けに大量生産の賜物。

そんななかでの椅子選び
ようやく自分の体のサイズにフィットして
毎日の生活の中で一番心地よくってという椅子が見つかったみたい。
椅子とお雛様


名は「そらまめ椅子」
ちなみに普通の椅子より10センチ近く低い。

この椅子なら食事の時でもテレビを見たり本読んだりコーヒー飲んだり。
作り手の顔が見える私に似合う椅子。
これ以上贅沢なことはないけれど
私も歳が歳、一生モンでもそろそろ許してもらえるかな(笑)




昨日帰ってくると息子夫婦の家にお雛様が届いていた。
椅子とお雛様


子供は息子二人の私達夫婦にはお初のお雛様。
なんか照れくさいようなどきどきするような。
このお雛様が楓瑚のお雛様。
末永く末永く、いつまでもいつまでも。



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ブログに書いた「そらまめ椅子」、頼んだはいいけれど
バックオーダーの順番待ちで出来上がり納期は約一年。
一人の作り手がこつこつ作るのだからそれぐらい時間はかかるだろう。
いやそれぐらいかからないといけないとも思う。
それにそれぐらいかからないと
私が作るテーブルが間に合わないか(笑)


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